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『テスの木』Project 2021 VOL.01
2021年9月、タマガワイーサポートで一つの記念事業が立ち上がりました。
その名も「『テスの木』Project 2021」。
玉川学園正門前広場、TeS社屋前のソメイヨシノを接ぎ木して、次世代へ継承し、子供たちへ玉川の丘の自然を継承していこうというプロジェクトです。
そもそも、ソメイヨシノは1850年頃、染井村(現在の東京駒込辺り)に住んでいた植木職人が、野生のエドヒガンとオオシマザクラを人工的に掛け合わせて作り出したもの。人間の手による「接ぎ木」で増やさない限り、ソメイヨシノは子孫を残せません。
玉川学園の桜は創立初期に、教職員の皆さんが労作により植えられていて、樹齢90年を超えるものもあり、これらの桜を次の世代の玉川の丘へバトンタッチしなければなりません。
2022年3月23日、農学部浅田先生の指導の下、接ぎ木の作業が行われました。その後一か月後には芽を出し(写真①)、5月に入る頃には高さ8㎝ほどにもなりました。そして7月。既に一番育っている物で120㎝となりました。(写真②)今後、この苗木は植え替えが行われます。
これから地植えをし、玉川の丘の恵みを吸収し、成長して、美しい花を見せてくれるまでは、もう暫くかかりますが温かい目で見守っていただければと思います。未来の子供たちに「このサクラはね・・・」と語り継げるように。
写真① 写真②